
12分計が1周してからロウリュウを3回すると...?!
本記事は青森・八戸にあり現在は閉店した銭湯「森のかおり」のユーザーレビューです。
記事公開:2025.09.24
八戸で偶然出会った忘れられない銭湯サウナ。
2024年7月に閉店してしまったのが残念でならないが、この異世界な銭湯があったことを記録に残しておきたい。
八戸駅から車で10分ほど。
長根公園の脇にある森のかおり。
外観からして、すでに異質な雰囲気がある。

四方が木に囲まれ、薄暗い受付。
目につくのは「男衆」「女衆」ののれん。
この異質な雰囲気に感じた印象を言葉にするなら『もののけ姫』のタタラ場といったところか。
異世界に迷い込んでしまったかのような錯覚に陥る。


浴室内は壁も、床も、浴槽もすべてがヒノキ。
いやこれは青森ヒバだろうか。
その名の通り森のかおりに包まれる。
やはり室内は薄暗く、床の表面は滑りがある。
この異空間に緊張を感じるが、ホラーというより神秘的な対象への畏怖に近い。



サウナ室は居合わせた人々を観察する余裕もある60~70℃くらいの中温。
3名の男衆が入室してきて、談話をしている。
間違いなく日本語の会話なのだが、津軽弁なのか南部弁なのか、なぜか聞き取ることができない。
海外とは違う「理解できるのに理解できない」という不思議な混乱がまた私を楽しませる。

2時間ほどのサ活後、もしや外界は数十年経っているのでは..とくだらない想像をしながら後にした。
サウナ・銭湯好きにおすすめのサウナを聞かれたら、得意げに教えてやろうと思っていた異世界体験。
何かが起きて、復活しないかな。
森のかおり
※記事の内容は取材当時の情報に基づいています。
そろそろ6分
分も見てくれてありがとう!
またのご利用をお待ちしております




