
焼酎の黒霧島は都城で生産されているよ!
※本記事は宮崎県・都城市にある銭湯サウナ「幸福温泉 Happy you」のサウナ体験記です。
記事公開:2025.10.23
会社の出張で人生二度目の宮崎に訪れた。
初めて訪れたのは大学生の時だった気もするが、なぜか当時の記憶はほぼない。恐らく酒の飲みすぎか、良くない思い出があったのだろう…。
そんな筆者は基本的に出張がとても嫌いなのだが、唯一楽しみにしていることがある。
そう、ご当地サウナ巡りである(そりゃそうだ)
本当に便利な時代になったもので、スマホひとつですぐにお目当てのサウナが見つかる(某サウナサイト様様である)
某サイトで事前に情報をインプットしつつ、肉体労働で疲れ切った身体を引きずりながら、飲み屋街沿いの黒霧島の看板を横目にサウナへと向かう。
あぁ…、明日朝早くなければ飲みに行くのにな…。

梅雨の始まりを感じさせる生温い風を受けつつ、やや汗だくになりながら目的地にたどり着くと、明らかに銭湯レベルではない大きさの建物が目に飛び込んできた。
宿泊も可能な施設らしい。なるほど大きいわけだ。

やや緊張しながら店内に入ると、入り口近くにあるちょっとした休憩スペースは既に地元の方々で賑わっていた。
そんな和やかな雰囲気のなか、この時代にこんな料金で入って良いのかと罪悪感を抱いてしまうほど安い会計を済ませ、脱衣所へと向かう(シャンプーとボディソープが備え付け、しかもドライヤーが無料だ)
受付から脱衣所まではかなり近く、一般的な銭湯と同じような作りとなっているが、脱衣所に着いた瞬間、強烈な違和感が筆者を襲う。
そう、ロッカーに一つも鍵が付いていないのだ。
焦る気持ちを抑えながら一度受付に戻り確認すると、受付で車の鍵を預けるか500円を預けないとロッカーの鍵を貸し出してもらえないとのこと(一見さんは注意されたし)
そんなちょっとしたローカルルールに驚きながら、車で来ていなかった筆者は500円を預け、無事鍵をゲット。
いやぁ、あの瞬間は焦った。本当に…。
無事脱衣所ステージをクリアしたら、浴室へ。
まずは昨今の温浴施設であまり見かけることのない流しっぱなしに出来るタイプのシャワーで身体を洗い、熱めの温泉に浸かりながら、軽く浴室内を見渡す。
お!なんと水風呂が2つあるようだ。
温泉で程よく下茹された身体と勝手な期待を胸に、いよいよサウナ室のドアを開ける。
広めの3段サウナ、15人ほどは入れる大きさだろうか。ストーブは筆者好みのガス仕様でしっかりと熱い、俗に言う昭和ストロングサウナだ。
そんなサウナ室内では既に常連の方と大学生と思われるグループで賑わっており、地方サウナで方言を聞くことを密かな楽しみとしている筆者はテンションが上がる。
普段観ることのない地方テレビ局の番組とお客さん同士の会話に耳を傾けていたこともあり、気付けばいつの間にかすさまじい量の汗をかいてしまった。完全な自己管理不足である。
いざ水風呂へ!
ずっと気になっていた水風呂は温度が違う大きな浴槽が2つ隣り合っており、両方頭上からゆ〇っくすを彷彿とさせる滝が落ちている(九州はこの滝仕様がデフォルトなのだろうか笑)
遠慮を知らない筆者は低温の水風呂で頭から滝ショットを受け隣の水風呂に移動し冷冷交代浴をきめる。。。
あぁ…、最高である…。
水風呂を出てすぐの場所にある外気浴スペースはコンパクトながらも椅子の数はたくさんあり、1番奥にはインフィニティチェアが堂々と鎮座している。
また各イスの近くにはシャワーも設置してあり、施設の配慮を感じさせる。
水風呂から出た筆者はもちろんインフィニティチェアへ直行し、『あぁ今日も頑張ったな…』、と自分を労りながら天井の豆電球を眺める。
時折通り抜ける風を感じながら、一日の出来事が走馬灯のように再生されていく…
しっかり1セット目でととのってしまった。
その後は杓子定規に3セットをこなし、すぐ近くにある宮崎名物トマトラーメンを堪能し、帰路につく。最終日こそは鳥刺しを絶対食べようと思いながら、いつか見た黒霧島の看板を横目に飲み屋街をまた素通りする。
飲めない焼酎もここでなら飲めるようになるかもしれない。


幸福温泉 Happy you
※記事の内容は取材当時の情報に基づいています。
そろそろ6分
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